和田重次郎ミュージカル 来月アラスカで公演
いざアラスカへ―。愛媛県松山市出身の冒険家で米アラスカ開拓の先駆者・和田重次郎(1875~1937年)の生涯と母への孝養を描いたミュージカル「オーロラに駆けるサムライ 和田重次郎物語」が5月2日(現地時間1日)、アラスカ州アンカレジ市で上演される。松山での初演から約3年半。多くの人の後押しを受けて、物語の舞台となった大地を踏む。
訪問団は出演者やスタッフ、関係者ら計約100人。重次郎ゆかりの地も訪れ、日本文化などを紹介し現地住民と交流する。
ミュージカルは松山市のNPO法人和田重次郎顕彰会(土居貴美会長)がみかん一座(戒田節子座長)に制作を依頼し、2011、13年に県内で上演された。DVDをアラスカの重次郎顕彰会に届けたところ、アジア文化をアラスカに紹介するイベントのメーン演目に決定。県内経済関係者らによる「日米友好アラスカ公演応援団」(団長・加戸守行前知事)などのバックアップを受け実現する。
一行は28日に松山空港で出発式を行い、アラスカへ旅立つ。